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小淵 佳子
1959 東京に生まれる
1984 多摩美術大学デザイン科染織卒業
1985 第2回オブジェ展 佳作
1985~1988 テキスタイルアートスタジオ勤務
1986 多摩美術大学大学院美術研究科終了
1987~2000 FINER AS ART展 日本・北欧巡回
1989 科学朝日表紙オブジェ制作
2003~2017 東京アートセンターテキスタイル展 東京
2009 デザインフェスタ参加 国際展示場
東京アートセンター講師
最近見るテレビ局はNHKばかり。民放のせわしなさについて行けなくなっている中、テレビ東京の『和風総本家』や『世界!ニッポン行きたい人応援団』は楽しみにしています。日本人の礼儀作法やしきたり、また文化を支える職人さん達の技を、クイズ形式や外国人の目を通して紹介する番組です。最近興味深かったのは、畳縁を製造している中村機業場の回でした。綿糸を緒巻に巻き取る様子や、紋紙について出題されていました。もちろん皆様はおわかりになりますよね。圧巻だった糊付け作業では、職人技が光っていました。こちらの製品は成田山新勝寺や知恩院などに納められているそうです。しかし、畳縁は化学繊維が主流のうえ、和室の減少により、更なる使用法が求められています。新たなジャポニズムを目指して模索する一方、空前の灯の伝統技を使命として、守っている人達がいらっしゃる現実に、もっと目を向けなければならないと思いました。
手織りに興味を持ち、アートセンターの門を叩いてくださった皆様や、手仕事大好き人間である私の先に、伝統技の存続に少しでもつながる
何かがあれば幸いです。
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