先週、銀座いりや画廊にて開催された“白群-Byakugun-深尾雅子テキスタイル展”に伺ってきました。 入ってすぐ右手に展示されたショールの作品群は、それぞれ題材となる写真と並べて展示されており、色合いやテクスチャをどのように取り上げてテキスタイルにしたのかがとてもわかりやすく、大変勉強になりました。 題材となった風景や物は、日々の暮らしの中で見つけられるものです。ショールとして身につけたら、普段から美しい日常を身に纏うことができて素敵だな、とそんなことを思いながら拝見しました。 展示タイトルにもされていた白群は、日本の伝統色である“白群”という色名からインスピレーションを得て製作されたそうです。。 織り込まれたワイヤーにより形作られた優美な曲線の連なりは、押し寄せる流氷のようにも、10月の雲のようにも見え、またもしくは……?と、さまざまな想像力を掻き立てる力のある作品でした。 それに連なる、日本の伝統色を題材とした小作品も、白群と共通の部分もありながら、また違う魅力のある青が印象的な作品群になっておりました。 深尾先生の、作品はいつもアイデアに溢れ、素材の選び方や活かし方がとても勉強になります。
その他にも小作品の展示があり、見応えのある個展となっておりました。(7/3 スタッフレポート)
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