現在ギャラリー・モーツァルトで開催中の『久保紅展ー言葉と形ー』を拝見して来ました。
ギャラリー内は、墨象画とテキスタイルの作品達によって洗練された空間が作り出されています。
私は初めて墨象画というものを知りましたが、“墨象画”というのは文字や書を芸術的に展開した表現方法だそうです。今回展示されている文字も、見る人によって文字の意味だけではなく形にインスピレーションを受けて貰いたいとの事でした。
同様に手織りのショールやテーブルセンターも、シンプルで身に付けたくなるようなデザインの中に、細かな拘りが感じられました。
昔、東洋美術を勉強したときに仏像の表情が見る人によって変化すると習ったのを思い出し、本展示の作品にも通じるものを感じました。
心に染みる展示会は今週土曜日までですので、是非ご覧になってください。
(6/3 スタッフレポート)
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